murmeln

新年も

家の裏にできた簡易スケート場とハイデルベルク城。 明けましておめでとうございます。何を書こうかと考えているうちに正月も四日を過ぎてしまいました。かようにぼんやりしている暇もないはずなのですが……。 クリスマスに力を入れすぎたせいか、お正月は特…

鴨の丸焼きとお菓子の家

これほど時間に余裕のあるクリスマスもこの先きっとないだろうと思い、「何か…何かものすごく時間がかかりそうでクリスマスっぽいもの…」とない知恵を絞って出てきたのが「肉の丸焼き」だったわけですが(七面鳥の丸焼きの日:http://d.hatena.ne.jp/asukaky…

三浦大知『D.M.』を聴きましたよ

さあさあさあさあ!やってまいりましたよ三浦大知のニューアルバム『D.M.』がな!!! わざわざドイツまで送ってもらいました。 来年の五月には武道館ライブも決定したということで大変おめでとうございます!!な三浦大知のこのニューアルバム、もう最初に…

七面鳥を丸焼きしてみましたよ

今年はクリスマスに人を招くことになり、それならいっちょう鳥類を丸焼きにしてみようじゃないかということで、なんなら本の中でしかお目にかかったことのない七面鳥を丸焼きにしてやろうと思い立ちました。 思い立ったはいいのですが、丸焼きなんてやったこ…

思い出と一緒に

父から貰ったメールに書いてあったひとこと。 "This memory is forever only in your mind, nothing for most." このメールをもらった当時、就職活動がまったくうまくいかずに相当不貞腐れていた。自分のキャリアの先が見えず、自分の人生はすべて間違いだっ…

ヘルタースケルター

あんたの仕事は単に服を着ることでも写真をとられることでもない 服つくってる人も写真とってる人も着せる人もそれだけじゃない あたしだって顔に色のせてるだけじゃない ここじゃない 別の世界 別の場所 別の空間を作るためにやってんだから あんたが欠ける…

LA style hip hop

三浦大知のダンスの源泉はどこにあるのか勝手に調べるよ〜というわけで、前回空中分解した感のあるニュースクールオールドスクール談義(http://d.hatena.ne.jp/asukakyoko/20111012)からわたくしの知識も若干進歩致しましたので、まとめておきます。 今回…

好きな人にはちゃんと好きだって伝えたいんだ。

その人のどんなところが好きなの?って言われると、「えっとね、頭がよくて、優しくてね、あとね、それでね、話してるところもかっこよくて、全部かっこよくて、だからとにかくかっこいいの!」という女子小学生並みの回答しか導き出せない私ですが、それで…

new school と old school

ダンス動画をみていると、ちょくちょく「ニュースクール」「オールドスクール」って言葉が出てくるのですが、知ってるようでよく知らない言葉なので調べてみることにしました。 おおざっぱには、その名の通り、ヒップホップ黎明期〜90年代くらいまでの古いス…

who's the man

まあ引き続きあれなかんじで三浦大知くんのお話ですけれども。今回はとりあえずこれを見て頂いてですね…。 お聞きいただいておわかりのように、この歌『who's the man』の歌詞で「more and more」と言ってるところがあり、そこが「萌え萌え」に聞こえてひと…

三浦大知

いやー知らなかったわーこんなやつがいるなんてーという話。というか自分用まとめというかすみません興味のない方には本当に興味のない話です。 まあひとまずこのあたりの動画を見て頂いてですね…。 あんまり隙がないんでびっくりしてしまいました。issaの動…

Heidelberger Herbst

ようやくこのカテゴリを使う日がやってきましたよ…。 今日はハイデルベルク秋祭り、「Heidelberger Herbst」の日でした。早朝から蚤の市、音楽イベント、こどものためのプログラム、種々食べ物飲み物屋台、夜通しのクラブ・パーティなんかで一日中(翌日朝ま…

喉元を剃刀で切られるような

床屋で安心して髭をあたってもらっているけど、その床屋がいつ自分の喉を切るかわからない。私たちは安全だと思っているだけで、本当はとても危険な状態に日々晒されている。 喉元を剃刀で切るという行為は、床屋という商売にとって理不尽な選択だし、そんな…

おやつ

こちらで食べるおやつの話。これが食べたいと思うことは少ないが、この種類のものが食べたいというのは周期的にやってくる。甘いものでも、1:クッキーやケーキ、2:チョコレート、3:フルーツやゼリーなど油っぽくないもの、の三種類でローテーションし…

私がアンディを好きなワケ

唐突だが自転車の話をしよう。 自転車選手で誰が好き?と聞かれたら、迷わずに出てくる名前は死んでしまった人ならパンターニ、生きている人ならヴィノクロフ、そしてアンディ・シュレク、と続くと思う。 パンターニについては、とにかく走っている姿がカッ…

小旅行:Bad Wimpfen

知人のドライブに便乗して訪れたハイデルベルク近郊の小さな町、Bad Wimpfen。ネッカー川上流へ自動車で走ること小一時間。地図上は、ハイデルベルクから東南東50キロのあたりに位置する。街並みが美しく、保養地としても利用されるらしい。冬場はクリスマス…

結節点から結節点へ

どこかの部分で触れあっていたということは確かで、それが誰かもわかっているが、今ではもうその繋がりはなくなってしまったときに、私は一抹の寂しさを感じる。それはきっと、なるべくしてなったのだろう(だいたいは、私のせいで)と思い、当然の結末だと…

トラウマチック・メモリー

対象から最も遠いところから話す癖はどこからきたのか、というのは大学を出てから気になっていた。何かについて語る時に、極端な抽象化をするようになったのはなぜだろうと。 もちろん専攻がそうだというのは事実だが、それ以前になにか、本質や抽象的なもの…

パリ、シャンゼリゼ、ツール・ド・フランス

ツール・ド・フランスの最終ステージを見にシャンゼリゼへ行こうと決めたのは、随分最近だったような気がする。ドイツにいる間に行きたいとは思っていたが、実際に行く気になるまで一年かかった。 私の住むハイデルベルクからパリまでは、列車で4時間弱。頑…

ハイデルベルクへ

早めにホテルをチェックアウトし、再びサン・ラザール駅でレキップを。今回も表紙はエバンス。中の方では、MTBで走っていた頃のことも書かれていた。ポンピドゥまで歩いて行けそうだったので、朝食を食べられる場所を探しながら歩いていくことに。高島屋、オ…

シャンゼリゼ

ゆっくり9時半起床。のんびり支度をして、サン・ラザール駅のスタンドでレキップ紙を手に入れた後、カフェでお茶。おいしいエスプレッソだった。段々と、エスプレッソが好きになる。レキップの表紙はもちろんカデル・エバンス。 ホテル前で友人と待ち合わせ…

パリへ

ツール・ド・フランス、シャンゼリゼゴールの前日。 午前中の列車でパリへ。ハイデルベルクから西のカイザースラウテルンやザールブリュッケンを通りすぎ、フランスの北側からパリに入って行く。車両はDBのICEだが、フランス行きなのでアナウンスにフランス…

記憶することと記録すること

書くのは忘れたくないからだ。書かれなかった出来事や感情はどんどん忘れる。忘れてしまうくらいだから、重要なことではないのだろう、大切だなんて思っていないのだろうと言われる。そうかもしれない。でも、忘れたくなかった。そうも思う。 だから書く。忘…

外国語、それから話すことと書くことについて

会話は英語のみ、というお茶会に行く。英語話者一人と日本人二人、ひたすら英語、英語、英語。 気づいたことが、ふたつある。 一、会話は、何かを主張しあうことより、やりとりをしあうことに重きがある。 二、私は、もともと会話において何かを主張すること…

がんばる

誰にも言わずにがんばれたらいいな、と思う。がんばってます、と言葉に出すことは、ただの独り言であっても、やっぱり誰かが目にし、耳にし、それに対して反応する。嬉しいけど、返してくれると、ああ、余計な事を言ってしまったな、と思う。努力は一人です…

幾年月も共に歩まばそれが道になるのです。

相変わらず小説ばかり書いている。小説の可能性という壮大なことを考えたり、小説の本質ということを考えたりしている。小説が何かを物語ることなら、そこには舞台があり装置があり人物たちがいるのだということにようやく思い至ったりしている。だいたいに…

Alexander McQueen 1999 SS

ひとにすすめられて、アレクサンダー・マックイーンのコレクション動画を漁っている。確かに、洋服のデザイナーというより、舞台監督という感じだ。どのショーも趣向が凝らされている。中でも目を奪われたのが、この動画。 ロボットアームによって着彩されて…

いしよ

すれ違いざまにする挨拶さえしたことのない人の遺書をみかけて、この人が私にしてくれたことを思い出し、それが彼の行った最後のことだったらと思い、それは完全な偶然なのだが、にもかかわらず、私がここに記述することで何らかのまとまりを得るのだと思い…

薄型民芸: こけし

贈り物で、こんなものをいただいたのだった: 見ての通りこけしなのだが、薄い: このうすっぺらいこけしさん、「薄型民芸」といって民芸品をうすっぺらくデザインし直している商品のひとつ。薄型テレビの上にも置けるようにっていう発想が小憎らしい。 公式…

匂いの記憶

いま不意に、10年前好んでつけていた香水の匂いがした。男物で、甘くない骨格のしっかりした匂いが気に入っていた。でもたった一度買いそびれて以来、買っていない。そのとき付き合っていた人に、香水をあげた。自分とは違う匂いだった。ずいぶん押しつけが…