あんたの仕事は単に服を着ることでも写真をとられることでもない 服つくってる人も写真とってる人も着せる人もそれだけじゃない あたしだって顔に色のせてるだけじゃない ここじゃない 別の世界 別の場所 別の空間を作るためにやってんだから あんたが欠ける…

デンデラ作者: 佐藤友哉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 69回この商品を含むブログ (67件) を見るゆやたん…こんなに大きくなって…ううっ、という今作。もう個人的にしか読めなかったので個人的に感想を言います…

書評が勉強になる。自分の言いたい事を表現するのは大変だ。だが、うっかりしてぼんやり表現してしまうと、全部同じものになってしまう。本が違うのに同じ書評というのは、最悪だ。だから、その本の特徴を一生懸命探して、その本にしかできなかったことはな…

オーブンを買ったので、近頃また少しお菓子を作っている。お菓子作りを学校などで習ったことはないし、小さいころからむしろ嫌いな類の行為だったのだが、あるとき突然面白く感じてきた。感覚としては、粘土遊びと化学の実験が一緒になったようなものだ。 先…

空色勾玉 (徳間文庫)作者: 荻原規子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2010/06/04メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 66回この商品を含むブログ (35件) を見るちょうど単行本が徳間書店から発売されたその年に、同級生から借りて読んだ。初めて徹夜して読ん…

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/02/10メディア: 文庫購入: 75人 クリック: 954回この商品を含むブログ (517件) を見る たまには本の話でも。 『虐殺器官』は、果物で言うならうらなりの、未成熟な小説だ。繰…

へうげもの(1) (モーニング KC)作者: 山田芳裕出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/12/22メディア: コミック購入: 15人 クリック: 208回この商品を含むブログ (384件) を見るずいぶん前から話にだけはきいており、今回機会を得て読んでみました。お茶のこと…

空中キャンプさん（id:zoot32）作です。私は文学フリマに行ったことがなく、ブログ界隈でにぎわっているのを眺めている程度だったのですが、気になる人の作品が手にはいるとなるといてもたってもいられなくなりわがままを勃発させたところ、今回ご縁もあって…

すごいすごい！t-hirosaka便で本日我が家に空中キャンプさんの『下北沢の獣たち』が到着しました！ありがとうございます！0.01パーセントくらいの気持ちでブログに書いたことが、こうして現実になり、いま私の手元に実物が存在するというこの素敵な出会いに…

第二阿房列車 (新潮文庫)作者: 内田百けん出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/10/29メディア: 文庫 クリック: 18回この商品を含むブログ (33件) を見るもっぱらひゃっけんせんせいばかり読んでいる。列車の話のあいだに差し挟まれる、情緒的とも、叙情的と…

阿房列車 1号 (IKKI COMIX)作者: 内田百けん,一條裕子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/02/24メディア: コミック購入: 6人 クリック: 31回この商品を含むブログ (50件) を見る第三阿房列車 (新潮文庫)作者: 内田百けん出版社/メーカー: 新潮社発売日: 20…

第一阿房列車 (新潮文庫)作者: 内田百けん出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/04/24メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 69回この商品を含むブログ (104件) を見るお恥ずかしながら内田百けん先生の御本を今更ながら拝読している次第です。目的のない旅とい…

NEXT21作者: 「NEXT21」編集委員会出版社/メーカー: エクスナレッジ発売日: 2005/12/10メディア: 大型本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る環境建築ガイドブック作者: 日本建築家協会環境行動委員会出版社/メーカー: 企業組合建築ジャーナル発…

鴎外全集〈第10巻〉 (1972年)作者: 森鴎外出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1972メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る鴎外の翻訳（そういえば、この巻で鴎外はドストエフスキーの「鰐」という短編も訳しているのですが、これは彼がロシア語に通じ…

文鳥・夢十夜 (新潮文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/09メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 39回この商品を含むブログ (155件) を見る授業で「読んだことないの！？」と驚愕されたのと、その授業で少しだけ読んで面白かったので。一…

体は全部知っている (文春文庫)作者: 吉本ばなな出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/12/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (93件) を見る最初にタイトルを聞いたとき、内田樹さんの本かと思いました。短編集。これを薦めて…

キッチン (角川文庫)作者: 吉本ばなな出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/06/23メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 182回この商品を含むブログ (296件) を見る知り合いに勧められて。あ、初吉本ばななです。 読みだしてすぐに、懐かしいと思いました。そ…

村上春樹を読んでみて、そのラストの内向さ加減に我慢ならなくなったことで、ああ、私は根っからのエンターテイメント好きなのだなぁと気がついた今日この頃です。皆様いかがお過ごしでしょうか。村上春樹の次にブローティガンを読んでみました。別に村上春…

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1988/10メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 336回この商品を含むブログ (558件) を見る世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新…

おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。しっぽの赤いねずみです。おしりに火がついているように見えたら、それはあなたのおしりに火がついているからです！私のおしりにも火がついています！ 今年は年末に反省したとおり、自分自身を制御するこ…

ここ（http://d.hatena.ne.jp/asukakyoko/20070926）でお知らせしておりました復刊投票の結果が発表になってます。 http://www.chikumashobo.co.jp/special/gakugeifukkan/ 自分のリクエストしたのがけっこう入ってて、割と一般的な感性を持ち合わせていたん…

（以前の記事） http://d.hatena.ne.jp/asukakyoko/20070923#p2 http://d.hatena.ne.jp/asukakyoko/20070930#p1 TNProbeで「建築と写真の現在」講演録と写真を合わせた合本版が出てます。あとフォトカード集も出てます。両方買うと、今ならフェアで500円引き…

「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)作者: 九鬼周造出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1979/09/17メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 50回この商品を含むブログ (90件) を見る宿題で九鬼周造読んでるんですが。 媚態の要は、距離を出来る限り接近せしめつつ、…

言葉と心 (双書エニグマ)作者: 中山康雄出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/01/15メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る 指示の権威説は、権威が歴史的に伝承されることを主張するという点に関して、指示の歴史説と似ている…

いよいよ第四巻が出ますぞ。 http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-064098-5.html これまでの配本内容はこちら。 http://www.utp.or.jp/series/godel.html

煙か土か食い物 (講談社ノベルス)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/03/07メディア: 新書購入: 4人 クリック: 44回この商品を含むブログ (220件) を見る外科医の言う「死なないよ」はどうしてこうも説得力があるんだろうね。 うん、それ…

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブログ (1107件) を見るすいーっと読める、生物の本。すいーっと読めるのだけど、ところどころさ…

増補 科学の解釈学 (ちくま学芸文庫)作者: 野家啓一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/01メディア: 文庫 クリック: 18回この商品を含むブログ (21件) を見る93年に新曜社から出たものの増補版だそうです。現在の私の興味がほとんど網羅されており、うへ…

http://club.buenavista.jp/ghibli/special/ged/about.jsp 6/6より全国の協賛店（書店に限らず）で配布されているよう。私は今日、友人に貰いました。友人は、書店で二冊貰ったそうです。私の本は赤い表紙でしたが、いろんな色があるみたい。私は赤が好きで…

クリストファー男娼窟作者: 草間彌生出版社/メーカー: 而立書房発売日: 1989/03/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (6件) を見る 古書店店主のはなしは本当でした。草間弥生の小説はすごい。細密すぎるアップと思考の雑音入り…