2010-01-01から1年間の記事一覧

年末、食事のもろもろ。

年末になるとどこでもそわそわするものなのか、夕食会の機会が増える。今月半ばはマンハイムにある中華バイキングのレストランへ行ってきた。ハイデルベルクにある中華はジャーマナイズされているのだけれど、そのレストランはそこそこきちんと中華だった。…

ともだち

某漫画ではなくて。まだいろいろわからないことがあるのだ。私はまず、ただ仲が良いというのがよくわからないのかもしれない。たとえば共通する関心をもつとか、のりがあうとか、体が好きとか、考え方に共感するところがあるとか、建設的な話し相手であると…

つまらない

ここのところ自分で書くものがさっぱりつまらない。私ほどのナルシストになるとどのような文章よりも自分の書いたものが面白いと思うのだが、12月に入って書いてきたものはぜんぜん面白く感じない。いったいどうしたことだろう。とりあえず熱はない。 ナルシ…

てすさび

オーブンを買ったので、近頃また少しお菓子を作っている。お菓子作りを学校などで習ったことはないし、小さいころからむしろ嫌いな類の行為だったのだが、あるとき突然面白く感じてきた。感覚としては、粘土遊びと化学の実験が一緒になったようなものだ。 先…

ステップの解析

書くことっていうのは、要するに、自分の行為や観察のステップを解析し構築しなおすことなのだと最近理解した私です。

こんな夜更けに腹がすく

とはいえ食うものもなし。 なんだか、このようなブログなのに御覧頂いている方がいらっしゃるようでありがたい話です。単に一瞥して去っていかれるのだとしても、それはそれで何かしらうれしい。他人のマネはできても他人になることはできず、私は私のやり方…

空色勾玉

空色勾玉 (徳間文庫)作者: 荻原規子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2010/06/04メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 66回この商品を含むブログ (35件) を見るちょうど単行本が徳間書店から発売されたその年に、同級生から借りて読んだ。初めて徹夜して読ん…

文体の快楽

こういう文体って、書いてると気持ちいい。でもこの快楽は、(上述した宛先の匿名性と対比するなら)むしろ書き手の匿名性によって保たれている。筆者としての自我が理性的かつ整合的に保たれているということを前提にして行われるある種の主張というのは、…

匿名の宛先

宛先を隠して言葉を書くこと。 過剰な隠ぺいは、書かれた内容が誰か特定の他者を意識している限り、また意識が垣間見える書き方をとる限り、隠ぺいとしてはまったく機能せず、かつ、<宛先を隠ぺいしているということ>のみが書かれたものから受け取りうる意…

わたしからあなたへ

ツイッターを触らなくなってからというもの、ずっと書いてばかりいる。ここでもあそこでもそこここで書いている。しかもどれも長い。読まされているほうはさぞかしげんなりだろう。申し訳ないと思っている(反省はしていない)。 とはいえ、どうも私の中には…

trace

trace: 動詞 (人・動物・事柄など)を [場所・由来・出所まで] 追跡(調査)する 好きな人のことをなんでも知りたいと思うだろうか。私は思う。今何をしているのか逐一知りたい。その人がなにを考えていて、なにを食べて、誰と話して、できればどんな話だっ…

テーマの変更

そんなわけでテーマを変更した。遅ればせの若冲。そろそろ使ってるひともいなくなったんじゃないかと思いましてね。

ひとみなそれぞれに

日本にいる間のことだ。すこし年上の女性たちが一生懸命恋をしているのを聞いて、ずっと泣きそうだった。しばらく忘れていた気持ちのことを思い出して、自分の一番大切なひとのことを思い出した。いろいろな感情や情景が彼女たちの言葉から流れ込んできて、…

からっぽの中身

友人と呼べるようになるにはあと二三度話をしたい知人から、「あなたのつぶやきはうわついていてあなたがぜんぜん見えないようだ」と言われたことがある。とても洞察力のある人だとおもう。ツイッターという場所において私は、いわゆる私自身、素の私、とい…

ぶち切れる理由

先日どうしても耐えられなくて、ある知人にぶち切れた。どうしてなのかずっと考えていた。どうして耐えられなかったのかと。そしてなんとなくわかってきた。 私はあの人から、対等に見られたかったらしい。へんな引け目やおせじのない率直な関係になりたかっ…

ドイツの雪

ドイツはいま大雪だ。いろいろな方からドイツは雪が降らない土地だと聞いていたから驚いた。出身地の降雪量からみたらずいぶん可愛らしいものだけれども、やはりないといわれていたものがあるというのは、驚くものだ。 ないのにあると言えば、日本人じゃない…

友人のむずかしさ

<友人>という関係について考え続けている。 ひとつ、元彼は友人か。 ひとつ、肉体関係のあった人間を友人とすることは可能か。 ひとつ、どうでもいい話をする相手を友人と呼べるか。 ひとつ、あったことのない人間は友人か。 よくよく考えてみると、わたし…

The Rose / Bette Midler

友人、と呼んでいいのか迷うけれど、ある方からクリスマスプレゼントを頂いた(どちらかというと似た志をもつ方、という感覚に近いのだけれど)。音楽つきの動画だ。その歌詞がとてもよかった。知っている曲なのに、今まで歌詞をきちんとみたことがなかった…

ラジオの宣伝です。

皆様もうお忘れかもしれませんが、以前、ラジオやってますという話をしました。覚えてくださった方はありがとうございます! さてそのラジオで、明日というかもう今日ですが、kigumaさんという方に、交通事故の経験と教訓について伺うことになりました。日時…

言いたいこと

言いたいことを言う、というのは案外難しい。簡単だ、という方もいらっしゃることだろうが、まぁ、案外難しいのだ。べらべらと脳裏に浮かんだことを話せばいい、というわけではない。 言いたいこと、と言われると、欲求の赴くままにほとばしる言葉のことが思…

ハイデルベルクの冬

そのほかの写真はpicasaにて: http://picasaweb.google.com/ankoder

髪を切る

ドイツにきて一番困ったのが、散髪である。もちろん床屋や美容室の類は何軒もある。問題はその質だ。こちらにいるどの日本人に聞いても、あまりいい評価が返ってこない。たんに切るだけで、整えるとかボリュームを減らすということはしてくれないという。剛…

性格の話

どうも、わたしはせっかちらしい。実は10月の半ばから11月末まで日本へ一時帰国していた。その間に方々へ出かけていって何十人もの方とお話をした。その中で、幾人かの方に言われた。「君はすこし待つってことを覚えた方がいい」「なんでもすぐ結論を出した…

論文を書き終えると

論文を書き終えると鬱になる、と友人が言っていた。オットもそうらしい。私にはその感覚は理解できなかったのだが、12月にはいってから長いメールや長い日記を書いてみて、すこしわかったような気がする。 ひとつは、書いてしまった、世の中に自分の見解を表…

逃げちゃだめだ?

困難は乗り越えられる。これは神話だ。 乗り越えられない困難だって、存在する。そういうときに、私はのたうちまわるより、いつも逃げてきた。乗り越えられない、なら、一抜けた。というわけ。 勉強とか、練習で、壁にあたったことのある人なら思い当ること…

葛藤のこと

美しい本が届いた。クリスマスプレゼントだという。 さまざまな人物の表情をとらえたその写真集が、撮影された方の葛藤の集成なのだということが添えられた手紙に書かれていた。 また別の方とお話をしていたら、人間生きた時間でつくられる、長さではなく、…

シクロクロスを観戦してきた

月刊にしようかなと言った舌の根も乾かぬうちに更新したりしてたいへんもうしわけなくおもっています。 本日、ハイデルベルクから80キロほど西に位置するHochspeyerという町でおこなわれた小さなシクロクロスのレースを観戦してきました*1。ロードは先日のロ…

甘えたちゃん

そろそろブログのタイトルに「月刊」とつけたほうがいいのではないかという気がしている今日この頃みなさまいかがお過ごしでしょうか。さて本日は「あまえた」の話をしたいと思う。世にもおそろしい話だが、何を隠そう私は三十路を迎えてもまだ”あまえた”な…

バタイユ『エロチシズム』

引用のみ。 われわれは通じ合おうとする。しかしわれわれの間に生まれるどんな交流も、第一義的な相異なるものを除きうるものではない。あなた方が死のうが、死ぬのはわたしではない。われわれ、つまりあなた方とわたしとは、非連続的生き物なのである。(p.…

伊藤計劃『虐殺器官』

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/02/10メディア: 文庫購入: 75人 クリック: 954回この商品を含むブログ (517件) を見る たまには本の話でも。 『虐殺器官』は、果物で言うならうらなりの、未成熟な小説だ。繰…