The Rose / Bette Midler

友人、と呼んでいいのか迷うけれど、ある方からクリスマスプレゼントを頂いた(どちらかというと似た志をもつ方、という感覚に近いのだけれど)。音楽つきの動画だ。その歌詞がとてもよかった。知っている曲なのに、今まで歌詞をきちんとみたことがなかった。その方の訳も素敵だった。可能なら動画を公開したいと思うけれど、でも自分だけにとっておきたいという気持ちもある。だから、せめて同じ曲をいろいろな人に聞いてほしいとおもって、探した。曲名を忘れてしまっていて、歌詞で検索したらすぐにでてきた。そして思い出した。そうだ、ベット・ミドラーだった。
私はジャニス・ジョプリンと因縁とも呼べるような縁があって、なにかというと彼女の歌が私の前にでてくる。半分以上は父のせいだが、すこしは母のせいでもある。そんな母が好きだと言ったのが、この「the Rose」だった。
この曲はジャニス・ジョプリンの曲じゃない。ベット・ミドラーの曲だ。でも、彼女がジャニスを演じる映画の中で歌った曲なので、ある意味では、ジャニスの曲だ。


英語のままがとてもきれいなんだけど、あえて日本語にしてみたい。

Some say love it is a river
that drowns the tender reed
Some say love it is a razor
that leaves your soul to bleed
Some say love it is a hunger
an endless aching need
I say love it is a flower
and you it's only seed


It's the heart afraid of breaking
that never learns to dance
It's the dream afraid of waking
that never takes the chance
It's the one who won't be taken
who cannot seem to give
and the soul afraid of dying
that never learns to live


When the night has been too lonely
and the road has been too long
and you think that love is only
for the lucky and the strong
Just remember in the winter
far beneath the bitter snows
lies the seed
that with the sun's love
in the spring
becomes the rose


愛は川だと言う人もいる
柔らかな葦を溺れさせると
愛は剃刀だと言う人もいる
魂が血を流すものなんだと
愛は飢えだと言う人もいる
ずっとうずいている欲求なんだと
私は言う 愛は花だ
そしてあなたは言う 愛は種にすぎない


壊れてしまうと恐れる心は
ずっと踊れないままだ
醒めるのを恐れている夢では
決してチャンスを得られない
取られたくないと思う人は
与えることができないと思うし
死んでしまうことを恐れる魂は
ずっと生きることがわからないんだ


夜がそんなに孤独なら
道がそれほど長いなら
そして愛は
運のいい人や強い人のものだと思うなら
ただ思い出して
冬の間
凍りついた雪のはるか下で
横たわる種が
太陽の恵みのもと
春には
あの薔薇になることを