ハイデルベルクへ


早めにホテルをチェックアウトし、再びサン・ラザール駅でレキップを。今回も表紙はエバンス。中の方では、MTBで走っていた頃のことも書かれていた。ポンピドゥまで歩いて行けそうだったので、朝食を食べられる場所を探しながら歩いていくことに。高島屋オペラ座を通りすぎ、裏通りのカフェで食事。オムレツとクロックムッシュ、それとエスプレッソをふたつ。オムレツはこんがりしていて、クロックムッシュはふんわりしている。


カフェの横にベリブの駐輪場があった。いたるところで見かけたし、乗っている人も多かった。けっこう浸透している様子。


パレ・ロワイヤルをすぎ、ポンピドゥに到着。展覧会そのものはこれといって面白いものがなかった。コレクションも以前見たものからとりわけ変化がなく、土曜日のルーブルと比べると見劣りする感がある。近現代の美術が面白くないのか、それともポンピドゥのコレクションが面白くないのか、楽しめる感性を持ち合わせなかったのか、いずれにしろ、ちょっとがっかり。少し落ち込んだまま、東駅へ向かう。







東駅へもまた、1キロほどなので歩く。だが、半分ほど行ったあたりで街の雰囲気が唐突に変化したのには驚いた。日常的な用をたす店が増え、とうもろこしを焼く屋台が増えたと思ったら、通りにたむろする人々、行きかう人々がほぼ黒人になった。何かしているわけでもなく、ただ道の上でたむろしている人たちが多い中、旅行鞄を抱えた私たちは完全に異質な存在だった。二人とも、ほとんど無言で走るように通り抜ける。
東駅へ到着。カフェで休んで、列車に乗り込む。帰りはTGVの車両。読書灯がついていたり、少しICEとは様子が違っていた。ドイツへ入り、ローカル線に乗り換えた後で、ドイツはもしかして豊かな国なのかとつぶやいたら、この地域が特に豊かなのだという。ドイツでも、東ドイツや北の方ではやっぱりここほど豊かな土地ではないらしい。同じ土地に住んでいると、そういうことを考えなくなってしまう。
そんなわけで無事帰宅。泥のように眠る。


7/23(土)パリへ:http://d.hatena.ne.jp/asukakyoko/20110723
7/24(日)シャンゼリゼhttp://d.hatena.ne.jp/asukakyoko/20110724