LA style hip hop

三浦大知のダンスの源泉はどこにあるのか勝手に調べるよ〜というわけで、前回空中分解した感のあるニュースクールオールドスクール談義(http://d.hatena.ne.jp/asukakyoko/20111012)からわたくしの知識も若干進歩致しましたので、まとめておきます。
今回参考にしたのは以下のサイトです:
【くねくね】LAスタイルHIPHOP【かちかち】
LAスタイルな 三浦大知 - seventeen ways ~三浦大知くんfanブログ
norimitsu blog 【ダンス】もくじ


いきなりですがどうやらニュースクールの中でも、LAスタイルとかスタイルヒップホップと呼ばれるものが三浦大知の源泉としてあるらしい、ということがわかってきましたんですのよ奥様。
彼のダンスを見ると、リズムというより音の流れや歌詞に忠実な振り付けだな〜と思うのです。歌詞や音楽の内容を重視していて、振りを見てるとまるで話しかけられているような気持ちになる。彼自身歌う人だということもあると思うのだけど、単にダンスだけでみるというんじゃなくて、歌や音楽と合わさった全体として、振り付けが決まってきてるという印象を強く持つんですよね。
ひとことでいうと抑制のきいた、パントマイムのようなスタイル。もしくは、ジャズのように音の切れ目や流れを丁寧に拾っていくスタイル。って言葉で言われても何がなにやら〜なので、まずはそれっぽいなーと思う振り付けを見て頂いてですね…。

これ前回もあげた動画なんですが、最初に見たってこともあって未だにこれ見るたびにぎょっとするんですが。
で、これの後にたとえばこういうLA styleと呼ばれるダンスの解説動画を見ると、似てる!!って思いまして。


じゃあLA style ってなんなんだということなんだけど、どうもジャズダンスを発生源にしたヒップホップ、もしくはヒップホップからジャズに流れて行ったスタイルということらしい。私は以前ジャズダンスを習っていたことがあるんですが、確かに三浦大知のダンスってジャズっぽい要素を感じるのですよね。


で、ジャズとヒップホップってどう違うのさ、というところですが。
私の知ってるヒップホップっぽいダンスっていうとこういうの。

重力が全然感じられない動き、ダイナミックな体の動き、観客も一緒にリズムに巻き込んでいくような勢いを感じるもの。


これにジャズの要素が入ると、こういう感じになってきます。

音楽もバラードで、リズムよりは流れ。やっぱり体の動きはダイナミックだけど、もっと内面的というか。三浦大知のダンスって、どちらかというとこっちに近いのかなーと思った次第です。先述のソースにしたブログなんかでも書かれてますが、PVでよくお目にかかるので、PV系とも呼ばれるらしい。


ジャズはもともとバレエの先生が踊ってたりするので、なんかこうなってくるとどんどん領域が繋がっていって今後いったいどうなっていくのだろうと思います。ダンスっていう身体表現が、音楽と一緒にどんどん変化していってるのかなという気もする。一方で、ダンスって踊る人で本当に別物になっていくので、こう、三浦大知節というか、そういうのを今後もっと見てみたいです。


結局今日も三浦大知頑張れ!的なまとめで終わってしまいましたな。
第三回があるかはわからないですが、私の興味が続く限り続きます。