二日目(6/4) Dijon → Lyon → Avignon

ディジョンを早朝に後にし、リヨンへ向かう。両市とも、比較的街の中心部近くに駅があり、そこにローカルもTGVも止まるので便利。他の小さな街になると、TGV駅と中央駅とがバスで15分は離れている。


Lyon Part Dieu駅着。フランス第二の都市というだけあり、駅も大きく、人も多い。インフォメーションで地図を貰って、ロッカーへ荷物を預け(この街にはロッカーもある!)、さっそく旧市街へ。


歩いていけそうだ、途中にマルシェもあるし、というので歩いて向かったのだが、残念ながら、新市街はあまり面白い街ではない。ごく普通の、近代的な街だった。料金は高くないので、時間がなければ電車で一気に旧市街まで行ってしまうほうがいい。



途中の教会に入ったら、どうやら観光客お断り、だったようで、追い出されてしまった。



巨大なHotel Diew(大病院)跡、改修中のよう。これから何かできるのかもしれない。




途中のデリで食事、ここからようやく観光地という雰囲気になった。
まず、旧市街の中心にあるサン・ジャン教会へ。







この教会、とても面白かった。最初に建てられたのは11世紀、それから延々増築を繰り返してきたようだ。
メインはゴシック様式。だが端々に面白い装飾が覗いていた。


登山電車で山頂へ。リヨンのノートルダム寺院。生憎内部は改装中だったが、壁面のモザイクを見る限り、相当手間(とお金)の掛かった教会という印象。比較的新しく、19世紀にできたらしい。








教会の裏手からリヨンの旧市街を眺める。


ここの観光案内の図が、これでいいのかと思うほどの緩さ。これでいいのかリヨン…。


隣にローマ遺跡を利用した野外劇場があるというので、立ち寄る。天気がよくなり、石が温まってぽかぽかと気持ちがよかった。しばらく日向ぼっこしながら見て回る。






丘を降りて旧市街散策がてら、ミニチュアール博物館へ入る。

ミニチュアールとはいうものの、地下から4階くらいまでは映画のセットがメイン。特に、『パフューム』という映画はこの街で撮られたらしく、セットがそのまま展示されていた。


一つのセットに12人のチームで6カ月かけたとか。ものすごい凝りよう。使っているのはおそらく本物のアンティークではないだろうか。
こちらは、おそらく実際にロケが行われたであろう通り。


その後Trompe l'oeil(トロンプ・ルイユ、だまし絵)を求めて彷徨うも、結局ひとつしか見つけられず。すこし場所が悪かったようだ。路面電車でさっくり駅まで戻り、夕食の買い物をしてからLyon Part Dieu駅を出る。



アヴィニョンへ向かう途中、アルプスが少しだけ見えた。


21時頃 Avignon centre駅着。ホテルへ電話してもらうと、どうももう公共交通機関がないとのこと。今回は交通機関でいろいろあった。仕方ないので、タクシーで。不安はあったものの、着いたホテルは長期滞在用のユースホステルのような雰囲気で、非常にゆるい。ロフトになっていて、二人部屋だが個室にいるようで、なかなか快適だった。夕食を食べながら、明日以降の予定に着いて話し合う。