スープ


スープが好きである。なにかというとスープばかり作っている。ミネストローネ、ビーフシチューと名前のあるものから、コンソメスープとしか名づけようのないシンプルな塩味の野菜スープまでさまざまだ。冬になってからは煮込みが億劫でなくなったので、ますますスープの頻度が増えている。
ドイツのスーパーには、スープ用野菜セットなるものが売られている。日本でいう、鍋セットのようなものだ。人参、玉ねぎ、セロリの根(的なもの)、ごぼう的なもの、青ネギ、が通常セット。これが2ユーロ弱。さらに嬉しいことに、牛のすじ肉も500gで2ユーロほど。冬になってから、このセットを駆使して3度ほどスープを煮込んだ。一度作ると1週間はもつ。大変コストパフォーマンスがよい。玉ねぎやにんにくなどを足して味を変えたり、トマト味にしたり、そのままビーフシチューにしたこともあるが、単純に塩味で煮込んだだけのスープがまたおいしい。やはり、あのグロテスクなセロリの根的なものが効いているのだろうか。
さて、今回は前回チリコンカルネを作って残っていた根菜をまとめてスープにすることにした。ニンニク、セロリの根的なやつ、人参、玉ねぎ、じゃがいも、そこへマッシュルームとベーコン、買い置きのブロッコリーとパプリカも追加した。一口大に小さく切って炒め、ひたすら煮込む。ベーコンは生ハムに近い塩辛いものなので、塩もほとんど入れない。およそ15分も煮込めばできあがりである。ブロッコリーはすぐに柔らかくなってしまうので、最後に。茹でて置いて、食べるたびに追加するほうが賢いかもしれない、と全部突っ込んでしまってから思った。ブロッコリーがぐずぐずと煮崩れた様子はあまり見ていて嬉しいものではないのだ。
というわけで、冒頭の写真となった。別に私の専売特許でもなんでもないごく一般的料理ではあるが、たいへんおいしいので、ぜひこの冬は適当に野菜をつっこんだスープに挑戦していただきたいと思う次第である。まぁ実際、挑戦というほどのものでさえないのだが。