嵐山、桂、河原町

関西に来て、あまりまともに観光したことがないということに気がついたので、紅葉をみに嵐山に行ってきましたよ。いろいろ都合もあり、朝10時に桂駅集合。桂からはレンタサイクルで嵐山を目指すことになりました。道連れはこんかいもまひろさん*1です!どうぞよろしく!
ちなみに、ルートはこんなぐあいでした:

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道々、ふたりが口々に口にしたこととは「ママチャリ乗りにくい」ということだったという…もうママチャリでは満足できない体になってしまったのね、私たち。いや、満足できないっていうレベルではなく、最初乗車もあやうかったですからね、私は。なんでこんなに体起こして乗ってるの!なんか前の方が無防備なんですけど!ていうかなんでハンドルが手前に向けて曲がってるの!ひじがだるい!みたいなことをえんえん心の中でつぶやきつつ道中は進みます。
あと、京都は道が狭いです。北海道の感覚ではまずあり得ないところを車が走っているので、自転車ちょうあおられる。すれすれをトラックが通ったときはちょっと死を覚悟しましたね。


さて、そうこうしながらてろてろこぎ進めていくうちに気がついたら法輪寺に着いていました。5キロは意外と短い。
これが法輪寺やで:




あれ、寺そのものの写真がない…orz 午前中だったからか人も少なく、落ち着いた雰囲気のお寺で、私は好きでした。境内は、紅葉はまだそんなになかったけど、少し気の早い椿(山茶花でしょうか…)など咲いていました:

それと、どういうことなのかいまいちわからなかったのですが、境内にやぎの銅像がありました:



けっこう、神々しい顔をされていたので、何かえらいやぎなのかもしれません。
あと、法輪寺からみた山並みやもみじなど:




緑のもみじも爽やかでよかったですね。


さて、つぎは渡月橋の南の端までやってきました。このへんでちょっと自転車をすみっこに置かせていただいて、てくてく歩くことにします。渡月橋からみる嵐山のようす:



なんか…茶色い…。
おもいのほか、紅葉がまだでしたが、おもいのほか、ひとごみがすごかったです。渡月橋の舗道の上をひっきりなしに人が往来するという。みんな、平日の月曜にいったいなにを…いえ、私はあやしいものではありません。このあたり、京都のガイドさんって大変そうですよねぇという話などしつつ。


土産物屋をひやかしつつ、メインストリートを進んで竹林の入り口へ到着。朝からちゃりんこ漕いでお腹が減っていたので、ここで本日のサコッシュ〜というわけで、私はさつまいもの漉したのをおもちみたいに焼いたおかし、まひろさんは五平餅を食す。残念ながら、写真はありません。
竹林はまた、独特の色合いが綺麗でした。樹木の林よりも、光が柔らかい感じ。これもまた、北海道にはない風景なので、あー京都に来たなという気持ちになりました。竹の秋は5月頃なので、まだまだ青々としています:


野宮神社


お昼を桂でと決めていたため、時間的に天龍寺が最後になりました。こちらはけっこう紅葉が見頃で、同じ嵐山でも紅葉のすすみ具合が違うというのを実感:



写真には撮れなかったけれど、雲龍図が面白かった。天井に描かれた龍の目が、部屋のどこにいってもこちらを見ているという、ちょっとしたトリックアート的なものが楽しめます。「the dragon always keeps eyes on you」という文句が曲名のようでちょっとおもしろかった。


ほんで帰りも車にあおられながらてくてく桂までもどって、「ピッコロモンド・ヤマダ」で昼食。とりあえず、窯焼きのピザが食べたいという私の要望を叶えていただく。おいしかったデース。帰りに隣のごま油やさんではちみつごまペーストを買ってしまった:
http://www.pyamada.jp/




のんびり腹ごしらえをしたあとは、この日のもう一つの目的である、古着物やさんへ。
「宮川徳三郎商店」http://www.kimono-site.com/
ここで、あーでもないこーでもないと大騒ぎしながら、最終的にもってきてくださった着物がわたしのこころをぐっと掴んでしまったので、やむなく(喜んで)買いましたよ!でも値段はほんとのプチ・プライスでしたよ…いいのかこんな値段でという…いやまじで。着物に興味あるんだけど…なに買ったらいいかわからんし…そんなうん十万もだせんし…というひとは一度行ってみては。店主がほんとに丁寧にいろいろ教えてくれる。ほんとにいろいろ教えてくれるので、申し訳なくなるくらいでした。で、買った着物と帯がこれ:



着物は一見大島紬*2にみえるというウールのもの。帯は詳しく伺いませんでしたが、ワンポイントのあるクリーム色の帯です。ほんで、これにあう帯揚帯締めもっとるんかいな、どうせもっとらんのやろ、ということになり、ええいもう勢いだというのであわせて貰ったのがこれ:

ちょ、水玉とかありなんですか!すげぇええ着物自由すぎる!と感激して一気にテンションあがりました。着付けてみると、すごく自然なんです。着物マジック。いろいろ話を伺っているうちに、着物はけっこう派手な柄のものを着る方が、コーディネートが面白くきまるというので、ますます興味が沸いてきました。



と、お茶など頂きながらあんまり長居してたので、すっかり暗くなりました。次に河原町まで出て、夕ご飯たべます。その前に、ここに:
sou・souhttp://www.sousou.co.jp/
ルコック・スポルティフと一緒にやってるブランドがあって、そこで自転車用のお洋服や靴などを物色しました。素敵なスニーカーなどあったのですがサイズが合わなかったのと、さすがに着物を買って散財していたので、わたしはがまんして何も買いませんでした。次回リベンジを心の中で誓いつつ。


ゆうごはんは、河原町のおばんざいのお店で頂いたんですが、なんか気力が尽きたのか、写真もなければ店の名前も覚えていないという。うーん。いや、寒かったんですよね。寒かったからだ。ごはんそのものは、すごーくおいしかったですので、念のため。
あと、今回の一日観光では私にしては下調べをして、事前知識を蓄えた上で行ったので、なんにもしらずに行くよりは楽しめた気がします。旅の予習って、けっこう大事なんだなぁと。
というわけで、一日京都観光、満喫致しました。はー、満腹満腹。