ジャパンカップサイクルロードレースに行ってきたんですよ。

やーやーやー!行ってきました、宇都宮。前日仕事、夜行バス「とちの木号」で10時間ゆられて翌日観戦、その日の「こだま」で帰ってきて翌日(つまり今日)仕事という、格安かつハードなスケジュールですが、ほんと行ってよかった。ロードレース観戦ってこんな楽しいもんだったのかと思いました。これに味を占めたのでまた行きたいです。さて本日はその様子を時系列でたどるという長いかつ割とマニアックでしかも画像の重い記事になりますので、まあ関心のある方だけ読んでいただければ。


ジャパンカップサイクルロードレース
http://www.japancup.gr.jp/


で、まず「とちの木号」について。これは大阪-宇都宮をつなぐ唯一の直行便です。
http://www.kantobus.co.jp/highway/tochinoki01.html
今回仕事で休みが日曜しかとれず、バスで行くかどうかほんとうに悩んだのですが、とにかく宇都宮に行きたい一心で、相当覚悟を決めて、乗りました。なんせ大阪発が21:15で、宇都宮着が6:50、ほぼ10時間乗車し続けることになるため、バスの中で寝られないと死活問題です。やっぱ、寝たいよね!寝ないと眠いよね!というわけで、空気枕を買い、乾燥対策でマスクを買い、飴玉とトローチを持参しましたよ。いざ!で、乗ってみると、ハンズで買い求めた枕がことのほか快適で、けっこうぐっすり眠れました。案ずるより産むが易し。みなさん、長時間乗り物にのるときは、空気枕がちょうおすすめですよ!


そして、10分ほど遅れましたが、ほぼ定刻通りJR宇都宮駅前着。駅前では、この方が出迎えてくれました。

まひろさん:http://blueback.mamagoto.com/
ツイッターのほう:http://twitter.com/mahiro_aok
もう私は彼女がいなかったらジャパンカップ行ってなかったと思うほどお世話になりました。彼女の行動、発想、思いやり、ほんとに見習いたいです。(ありがとうございました!)
さてもうお二方、ツイッター経由で知り合ったひなみご夫妻(http://twitter.com/hinamic)と一緒にあらかじめ予約してくださっていたタクシーにて会場へ行くことに。どうも、バスは混むうえ到着が遅いらしいということで。結局、会場まで30分程度、料金は4500円くらいでした。バスが一人1000円て考えると、タクシーでもそんな高くないです。*1



会場についてすぐ、前日から現地入りしていた方々とお話ししたり、バーチャルフランクと写真を撮ったりしました:

もーフランクは来年こそきてよね!って思いながら。あと、キャンプ場のほうでは食べられるフランクも売られていました。オーロラビジョンも準備万端。

スペシャライズドのブースで応援用のバルーンをもらったり、ヴィスコンティのブロマイドをもらったり、安田大サーカスのブースを遠巻きにみたり、しながら、一路古賀志の峠を目指します。


それにしても前日まで雨の予報だったのですが、どうにか、ぎりぎり、降らずに持ちこたえました。そのかわり、死ぬほど寒かったです。長い長い峠をとぼとぼのぼります。

これ、思った以上に、急でした。えっ、これ、もうずっと上りなの?ちょっと下るとかないの?って思いながら、ひたすら上る。途中、いろんなペイントがあって、それがけっこう楽しかったので、案外きつくはなかったんですけどね。

片山右京さんがチームカーを運転するということで、こんなペイントも。


サクソバンクのフォイクトラーションの名前がずらーっと。この先もうちょっと上ると頂上になる。で、最初はこのフォイクトペイントのあたりでみましょうかということで陣取りました。なんか、これからあれやこれやのジャージがこの道を走っていくのかと思うと、そわそわ落ち着きません。で、

わあ、きたよきたよ!遠くの方から歓声が近づいてきます!







ピンぼけで申し訳ありません!初プロトンの感想は、は、速いよ…!でした。なんか、カメラ構えてのんびりしていたらあっというまに、通り過ぎていってしまった。


2周ほど古賀志で見たあと、下りながらみることにしててくてく下っていきます。くだりもけっこう急で大変だー。途中、がめんださん*2の横断幕も発見!

そして、一部の自転車ファンの間でコアな人気を保持するマトリックスパワータグの応援パネル。前日のチームプレゼンがやばかったらしいですよ。

それにしても、上ってるときはわからなかったんですが、この峠道はけっこう、長いです。あれ、こんなに上ったっけ?って何度も思いました。選手はここを、一気に駆け上がって行くんだなぁって思い、アスリートの筋肉ってのが私たちのものとは全く違うんだと、実感しました。

あ、個人的に宇都宮ブリッツェンの、廣瀬選手が好きなので撮りました!すみません!あと左端のほうにちょっと写ってるのは、ツイッターの一部で盛り上がりキャラクター化した「餃子たん」のうちわです。私も作って持っていきました。いや、宇都宮といえば餃子だよね!という。後でその写真も出てきます。


下りるのは、選手も走るコースなので、選手があがってくると道路脇によけないとなりません。去年は観戦しながら危ない様子がちらほらあったと聞いていたのですが、今年は、私の見る限り、イン側で観戦してる人もいなかったし、危険なくらい前に出て応援してる人もいなくて、マナーいいなぁって感じました。で、選手がチームカーに掴まってるんですけどね、これ、後でメカニックがバイクの調整してるんですよ!ちょっとそこ!体半分でてるけれども大丈夫ですか!

さて、だいぶ下ってきました。これは赤川ダムの近く。


マビックカー。

ブリッツェンカー。


補給ちゅうのブイグテレコームの選手。平地にたどり着いて、わたしの写真にもだいぶ落ち着きがでてきましたね!ピンぼけは仕様ですので許してください。で、これが大集合した餃子たんうちわです。わたしのつくった餃子たんは、ちょっと浅黒いやつですよ。

みなさんこんなふうに、てくてく歩いて移動します。


さて、せっかくなので、選手が補給する様もみておきたいよね、ということで、補給地点へゴー。

サクソバンクの補給係のひとにピントを合わせ待機するも…


誰も補給しなかったよね!補給係のひとばっかりしっかり撮れてまあ…まあ…いいか…。


さー、あとはゴールに向かいますかねーと言いながら歩いておったら、こんなところでリース監督に会った。


最後、どこで見るかすごく迷って、あと2周残ってたんだけど、ゴール前の直線で見ることにしました。生け垣のあたりで、警備員さんが声枯らしながら「生け垣に入らないでくださーい」というのをみんな無視しているあたりで…警備員さんごめんね…最後の方、警備員さんももう諦めてたよね…。で、肝心のゴールあたりの写真は、自分で応援するほうに一生懸命すぎてぜんぜん撮れてなかったし、へたに連写モードとかにしてたもんだから、肝心の選手がまったくうつってないこんな写真とかあって帰ってきて相当へこみました。

うわあん!


いや、ほら、ちょっと、写ってるのとかもありますよ!クリス・アンカー・セレンセンのおしりのほうとか。

…(´・ω・`)


まあ、そんなわけで!大興奮のうちにサクソバンクの若いほうのセレンセンが優勝しましたので、私はとても満足です!嘘じゃない。ちなみに、持参した餃子たんうちわは、「廣瀬ーー!」ってばしばし叩いてる途中でバキっと柄が折れました。うちわの柄が折れるところを初めて見ました。そんだけ興奮してたってことだと思いたい。
それにしても今回この餃子たんうちわのおかげで、いろんな人に会えてとても楽しかったです。見も知らぬ人から「あ、餃子たんだ!」って声かけてもらったときは、ほんとに嬉しかったです。こえかけて下さったかたありがとうございました!それもこれも、餃子たんというキャラクターを考えたグルペット氏(http://twitter.com/grupetto82)と、それをうちわにおこしたまひろさんあってのものです。本当に感謝してもしきれない。ジャパンカップを何倍も楽しくしてくれました、彼女たちは。
それと、わざわざとりよせたルクセンブルク国旗、私は振れなかった。来てないからこそ振るべきっていう考えもあるのだろうけど、やっぱり来てる選手の国旗を振るべきだとも思い、ついに鞄から取り出せませんでした。これはまた、別の機会に広げようと思います。


で、表彰式。本当は見ずに帰ろうと思っていたんですが(じゃないと新幹線に間に合わないと思っていたし)、帰りも行きのタクシーをそのまま予約しているから、一緒に乗っていけと仰っていただき、お言葉に甘えることに。ところが、表彰式を前にまひろさんとひなみ奥様が向こう岸へ、わたしはひなみ旦那様と生け垣側に取り残されるというアクシデント。仕方ないので、道路が解放されるまで待ちますかと待っておりましたら、私たちのいたほうがいきなり表彰式の見物会場となってしまい、押し流されるようにステージ前まで行くことに。各賞表彰のようす。




表彰式はステージが遠くて、正直何が起こっているのかよくわからなかったです!


で、表彰式後、無事に全員集合し、タクシーを待っている間に解説のあの方が目の前を通り過ぎた!すごく疲弊していらっしゃって、声を掛けるのすら申し訳なく思いながら、ながらも、一緒に写真を撮って頂きました…。疲れてらっしゃるのに、嫌な顔せず写ってくださって…。ああ、ほんとうにごめんなさい…ほんとうにありがとうございました…!


そうしてすべて終了し、帰りのタクシーのおじさんに、「来年もよろしくね!」って言われて、ああ、なんかすごくいいなぁ、って思いました。この空気。最初は外国勢目当てだったけど、最後はレースの空気自体を吸い込んで楽しんでいたような気がします。またこよう、宇都宮。


ちなみに、帰りはこれで帰ってきました、「ぷらっとこだま」。
http://www.jrtours.co.jp/kodama/
まあゆっても「こだま」ですんで古いし遅いですが、安いんですってば。私が買ったときは普通車がすでに売り切れでしたんでグリーン車で無駄に快適になりました。乗った途端に2時間ほど意識を失いましたよ。


おまけ:

会場では、ツールよりはずっと小規模ながらグッズのばらまきなんかが行われており、バルーンとか旗とかもらって帰ってきました。あと、ご一緒した方々から補給食(マドレーヌやフォンダンショコラなどの焼き菓子、おせんべ)、サコッシュ、餃子たんのフェルト人形ストラップ、ステッカー、はがきなどなどなど…ほんとにありがとうございました!

*1:このタクシーに乗り合わせた全員が観戦初心者という、よく考えると無謀とも思える計画だったんですが、いろいろな方たちに助けていただきながら思い切り楽しむことができました!

*2:http://gamigame.jugem.jp/