今日のカラマーゾフ

今更ながら『カラマーゾフの兄弟』読んでおりますが、面白いです。先日、新訳の三巻目にようやくたどり着きました。ようやくゾシマが死んだ。そして腐敗臭がただよってきてみんな愕然とする。腐る!?腐ってる!?って大騒ぎ。怖いよ。人間なんだから腐るでしょーよ、そりゃ。
一巻では、ミーチャがやってきてとーちゃんの顔面をガンガンに蹴りつけて帰っていく場面が面白かった。兄さんやりすぎ。
でもこれまで読んできた中では、大審問官の場面が圧巻でした。興奮して夜中三時までかかって読んだ後も眠れなかったです。死霊の中にもああいう場面出てくるなーと思いながら、あ、こっちが元ネタか、そういや死霊は夢野久作からもぱくってるって友達が言ってたな、とかうだうだ考えています。そういえば時計を抱えた病院や廃墟のある丘に主人公が登っていくっていうモチーフ、京極夏彦のうぶめの夏にも出てきますね。

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)

死霊(1) (講談社文芸文庫)

死霊(1) (講談社文芸文庫)

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)