Xmenとスコット・ピルグリムとスタビスキー

asukakyoko2014-04-02


感想書かずにほっとくとすぐこうなるね…という。

おすすめされたので見てみました。ゲームの素養がほぼゼロなのですが、楽しんでみられました!そっかー、悪役とかこういうふうに設定できるよね、と思いながら見ました。そりゃ好きになった人が邪悪な軍団をバックに持ってたら戦わないといけないなー、と。
展開としてわかりにくいところはまったくないですが、笑いが多少マニアックなのかなという気はしました。個人的に、ヤング・ニールが一番ツボだったという…。
ポスト・ファンタジー的にはやっぱり剣で差されたら死ぬんだなというところが納得感もある反面、ショックもありました。幽遊白書的な何かというか、作り話なんだけどリアルに死ぬっていう。微妙なエグさが苦手な人もいるかもしれないですが、ゲーム好きな人は一度見てもいいんじゃないかなーと思いました。


Xmenなんでこんなにいっぱいあるの…と思いつつとりあえず2作続けて観ました。ますますドラマ感が加速する2作目に比べて、3作目は比較的映画として完成させようというところが見られて個人的には面白く見られました。
とりあえず一番悪いのはプロフェッサーなんじゃね、と思うのと、コミックのほうでは偉い人のはずのスコットことサイクロップスさんが活躍しなさすぎでちょっとがっかり。ウルヴァリン自身も特別強いというわけではなく、Xmen自体もチームとしてどうなんというところも多々あり。とにかく設定勝ちというか、むしろこれはもうマグニート勝ちなんじゃないかとさえ思う次第。
ともあれ、マイノリティの社会的地位のようなものまで話が広がっていくところが偉いなぁというか、そういうのきちんと描けるアメコミって偉い装置だなぁと思ったりしました。


【VHS発掘隊】薔薇のスタビスキー HDマスター [DVD]

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アラン・レネ追悼とか言って借りてきたら新作でえらい金額取られましたが面白かったです!筋としては一人の詐欺師の没落を描いた話で、ギャッツビーのような雰囲気もありますが、もう少しこちらのほうがお気楽な描き方でした。
構図の取り方が非常にアニメ的で、というのはつまりレイヤーがはっきり見える画面になっていて、まるでジブリを観ているような気持ちになりましたが、たぶん順番から言えば逆なんでしょう。監督のイメージがはっきりとあって、こういう風に撮りたいというのがわかりやすい映画でした。
私たちは誰かについて知っているようで知らず、ある真実は別の誰かから見れば真実ではないかもしれず、それゆえ私たちは信じたいことをただ信じているにすぎないのかもしれないなと、思ったりしました。



しかしさすがにこれだけ溜め込んでいると忘れますね。