ゴーストライダーをみました。

ニコラス・ケイジがかっこいいヒーロー役を演じているという噂を聞きつけて。



結論としては、ニコラス・ケイジニコラス・ケイジでした。いくら悪魔と契約して炎の体を手に入れた不死身のライダーという設定がかっこよくても、善良な人を助けても、悪人を懲らしめても、全体的に印象に残るのはそれがニコラス・ケイジであったということです。というか、ニコラス・ケイジはむしろがんばってた。
天使悪魔系列のゴシックホラーと、ガイコツ炎系列のハードロックが合わさるとこうなるのかというか、近い系列に見えるものも一緒にしてみると意外と遠かったというか。そして音楽がなぜかクラシックで、微かに西部劇の匂いもするという…カオス…。
あとはなんか、呪われてるだけでこんな強くなっていいもんでしょうか。ライダーの不死身度が高すぎて、敵がイマイチ引き立たない。敵の存在って、ヒーローにとって欠かせないものなのに。敵の強さや設定がヒーローの弱点をうまくついてくるから面白くなるわけですが今回は、弱点といえばヒロインだけ。敵はヒロインさらって人質に取るくらいしかヒーローにつけいる隙がなく、その人質も目的を果たしたら放置という有様です。敵がぬかりすぎなんだよー。
というわけで、不死身のライダーが暴れましたというくらいのストーリーにしかなっておらず、ヒーローものとしては異色の出来ではなかったかと思います。
ニコラス・ケイジが好きな人は見てもいいかもしれません。