アイアンマン3をみました。


とりあえず、マイティソーの二作目が公開になる前に。
というかさっぱりいい噂を聞かなかったアイアンマン3ですが、期待していたよりは面白かったです。アイアンマン(というかロバート・ダウニー・ジュニア)に特有のギャグ要素はやっぱりいい味出してるなーと感じました。通常のシリアスな劇をギャグ要素でぶった切るという構図がアイアンマンの特徴なんですけど、今作に関してはその落差がちょっと弱かったのかな?という感じはしました。
前作というか、アベンジャーズが外界からの敵という設定だったのに対して、今回は遺伝子レベルでの改変ということで、内側からの敵、むしろ人類が潜在的に持っている可能的な性質という設定だったのも面白かったですね。まあその辺の繊細な話はほとんどなくて、スタークの適当な性格が引き起こした復讐劇という話なんですけど。
大好きなポッツさんは今回もさんざんひどい目にあうんですが、最終的にこう彼女なりの復讐というか、言ってしまえば逆切れのシーンがとてもよかった。こうフェニックスのように蘇るところが素敵。強い女性っていいですね。
今回は、守る・守られるっていうのがとても明解に描かれており、大統領とローディ、スタークとポッツのペアはそれが顕著でした。そして大統領はひたすら守られるだけなのに対して、ポッツとスタークは守り守られの関係にあり、そんな強いポッツさんにスタークも従わざるを得ない。そしてヒーローもののヒーローものたる所以は、「あなたを守る」が物理的に意味を成す言葉になるというところではないかと思いました。なんだか青春もののようにキュンとしたし、面白かったです。