夢日記:声が届かない

秋から冬にかけてのシカゴの街中で、人と待ち合わせをしている。遠くに、とんがり帽子の人影をみつけ、大声でその名前を呼ぶのだが、気づいてもらえない。何回も何回も呼ぶのだが、ぜんぜん気がつかない。そうだ、携帯に電話すればいいじゃないかと、自分の携帯から電話をかけて、「この電話は現在使われておりません」というメッセージに、そういえばあの人は携帯を処分したところだったと思い出す。携帯をいじっているあいだに彼は交差点を渡ってしまって、そこでカフェに入ろうか迷っている。だめもとでもう一度大声で呼んだら、振り返ってくれた。信号待ちをしている。が、目の前の排水溝から不穏な音が聞こえて、目を離しているうちに、また見失ってしまった。もう一度大声で呼ぶが、ついに完全に見失う。