夢日記:大脱走

いろいろと突っ込みたいところはあれど、とりあえず寝起きのメモのままのせておきます:


関係をもったことのあるひとの家にいる。隣には気の狂った警官が住んでいる。
「毎日嫁と子どもを殺すんだ」
次第に役人たちが集まってくる。彼らは高みの見物で、せいぜい困ったやつというかんじ。
様子を見に行った彼は刀で胸をひとつきされた。このままでは殺されると思い逃げる。


外はきれいな月夜。土手の上のまっすぐなみちが、白く光っている。
追っ手を木の上でやり過ごしておりると、追っ手に見つかってしまった。ところが追っ手が私を気に入って話をする。夜が明けてきたので、二人で木の上で朝日をみる。
「僕はこの辻が崎の朝日を忘れない」
じゃあ行って、と追っ手が言うので逃げることにする。
2つある出口のうちどちらがいいかたずねると、左がいいと言うので左からでる。そちら側はちょうど帰宅する人々に紛れて出られるのだ。


急いで道路を渡って、タクシーをひろう。住宅街で、他に人気はない。すでにニュースでは脱走犯の指名手配を始めていた。脱走犯とは私のこと。
タクシー運転手と会話をする。
──寒いですね
──そりゃ北海道だからね
──昨日こちらにきたんです(薄着の言い訳)
──あそう
──洋服も急いで買ってきて
──そうかい
──はい
──それにしてもあんたメイクがひどいよ。商売だろ、きちんとしなよ。
──やだ!急いで直します。メイクだけはきちんとしとかないと
どうやら運転手は私のことを水商売の人間だと思ったようだった。
そして朝の札幌駅につく。駅前のスクリーンには私の似顔絵が大写しになっている。化粧をきちんとした私の顔は似顔絵にそっくりになっていた。
財布を忘れたと言う私に、運転手はただでいいと見送ってくれた。きっともうすぐ捕まることをわかっていたんだろう。運転手に例を言って改札まで走る。
改札を(スイカで)通り、階段を駆け上がりきた電車に飛び乗る。ところが後ろから鉄道警察が乗ってきた。
「綾崎さん?」
私の名前だ。そして拘束される。
しかし、私は警官による犯罪の隠蔽、私がその犯罪の犠牲者であることを車内で演説することで、乗客を見方につける。乗客の中に弁護士がいて、訴訟の手伝いをしてくれるという。


それから。
──もちろん警官の中にはわかってくれる人もいた。あの朝日を一緒にみたの。
そう私が言うと、すっかり戦意を失っていた警官が、それって辻崎のことかという。誰だときいたら、同僚で、なんでも好きな子ができて二人で朝日をみたのだというのだ。
「辻が崎でみた朝日を忘れない」
この言葉を残して、彼は殉職した
私は呆然となるのを感じ、そこで目が覚める。