ディーターラムス展にいってきました。

http://d.hatena.ne.jp/asukakyoko/20090112#p1
まにあった……!
最終日でした。ちょうがつくほどではなかったですが、混んでいました。
中身は、もうもう、ぐっときすぎてどうしたらいいのかわからないくらい楽しい展覧会でした。ブラウン社の製品もよかったですが、それにもましてディレクションがすごくいい展覧会だなぁと思いました。空間デザインを手がけた事務所とか、図録とかもふくめトータルのデザインがすごくよかったと思います。*1
ディーター・ラムスのてがけた製品、とてもよかったです。持って帰りたいものがたくさんありました。
彼のデザインは一見すると、垂直と水平でできているようなのですが、実際には、絶妙なカーブで面取りされているので受ける印象が非常に「かわいい」です。キュートとかかわいいという言葉を見ているあいだに何度も聞きました。私もそう思いました。
最初に短波ラジオを見たときから、何かににてる、何かににてると思ったんですが、最後にその答えがありました。iPod。ほんとは逆なんだろうけど。アップル製品のもつ印象と、ラムスさんのデザインの印象がとてもよくにてたんですよねぇ。あと、深澤さん。私はラムスさんの「余計なもんはつけへんで」というデザインが好きです。ミースは機能主義っていうより、シンプル主義だったと思うんですけど、ラムスさんのデザインはシンプル主義っていうよりやっぱり機能主義だなぁと思いました。
あとボタンとか、つまみのかたちがいちいちかわいいので、本当におっさんがデザインしているのかと疑いたくなりました。写真をみたら紛れもなくおっさんでした。
図録はszinさんのおっしゃるとおり超大作でした。値段も。

*1:ミニ講座もウェブで掲載されていて、手が込んでるなと思いました。http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/lecture.html