父が雑誌に載りました。


何度か書いてますのでご存じの方も多いと思いますが、父は家具職人やってます。で、割と長いことやっているもんで、ときどき地元の新聞なんかに載ることもあったんですが、今回は北海道ローカルで、一応東京の一部書店で取り扱いがあるらしい『スロウ』というコンセプトマガジンに父が載っております。なんというか、個人的にこの雑誌名にものすごい反感を覚えずにいられない感じなんですが、実家帰ってる間に見せてもらったら、案外悪くない雑誌でした。父が取り上げられているのは、14号の巻頭特集で、「木の家具が継承するもの」というテーマのところです。
ごく私的な感想を述べますと、三人取り上げられているうちの、三人目が高橋三太郎という有名な作家で、その手前に父が載っていることに異常な違和感を感じております。うちのとーちゃんでいいんですか、みたいな。記事自体はすごく好感のもてる書き方で、これまで取り上げられてきた中でも随一と言って良いと思います。父の紆余曲折が割とちゃんと出てるなって思いました。
もちろん、他の作家さんへの記事もきちんとしていて、それは三人の記事のスタイルがどれも異なっていることに現れていると思います。他の特集や連載もけっこう面白いし、北海道のものが買える通販もついてるので、北海道興味あるわーって人はちょいと読んでやってもらえると嬉しいです。
ちなみに今『スロウ』のサイトに行きますと、トップページに父の家具が一瞬表示されております。心臓に悪いです。あと、写真は新作の椅子です。籐編みも父によるものです。ウレタンのクッションとは違って、掛け心地が絶妙なデキで、これまでの父の椅子の中でも私はかなり好きな一作です。

スロウ>>
northernstyle スロウ