夢日記:世界の終わりと吸血鬼

最近ほんとうに、寝ている間中夢を見ているんじゃないかと思うほど沢山のイメージに浸かっている。起きている間よりもずっと活動的である気持ちすらする。イメージ、イメージに次ぐイメージ。イメージ、のちイメージ。


登場するのは吸血鬼。空をとぶ、出会う、別れる、そして循環する。
宙に浮く感覚。落下と上昇の繰り返し。遠くにいくつもの島が見える。よく見るとそれは高層ビルの集まりで、ニューヨーク、東京、シカゴ、アラスカ、オーストラリア、ロンドン。
降り立った土地で、私たちは何かを探さなくてはならない。連絡を取りながら、何かに焦りながら、探し続ける。仲間に連絡を取りたいのに携帯電話が通じない。仲間を残してきた世界と、この世界の連続が途切れてしまった、と感じる。
上空が暗いのは、世界が衝突しようとしているからで、見上げると東京タワーの上から東京タワーが降りてくる。世界が衝突したらどうなるんだろう?たぶん消える。消えるのは困る。それで私たちは歌う。歌うと空が明るくなることに気がついたからだ。歌って、歌って、それで力尽きて、でも世界が明るくなったのでほっとして家に帰ったら、見知らぬ人間に占拠されていて、その上なぜか追われる。仲間はちりぢりになって、あちこちに隠れるのだけれど、結局見つかる。仕方ないので、空を飛んで逃げ出す。行き先はいくつもある。ニューヨーク、東京、…。すぐそばにいた、最後に出会った吸血鬼が、最初のイメージとだぶって、それで私は、ああようやく会えたと思う。そして私たちはまた別の土地へ飛んでいく。でもそれは繰り返しのはずなのに、どこか希望に満ちている。


で、起きたら昼でした。窓から光が燦々と。