春である。

asukakyoko2007-04-02

桜が咲いた!春である。
ところで春らしさを考えなければならない。今度の花見に「春らしいケーキ」をリクエストされたからだ。だが春らしさというのがなかなか難しい。桜風味のケーキなんてありきたりすぎるし、かといってピンク色とか、桜の形のケーキとかもかなり微妙なところだ(桜の木の形のケーキというのはなかなかアヴァンギャルドでよろしい)。
そういうわけで私なりに春といえばコレ、というものを考えてみた。春と言えば、匂いである。萌えいずる春。木々や花々が芽吹き、萌える。辺りは噎せ返るほどの甘い香りに包まれ、霞がかかったような景色が一面に広がる、それが春になるということじゃあるまいか。ならば、匂い立つ春。これだ。
というわけで春らしいケーキは、匂い立つケーキということになる。だが匂い立つケーキと言っても色々ある。危険な匂いが出てるのではまずい。美味しそうな匂いでなくては。美味しそうな匂い。先日作ったにんじんケーキはシナモンがきいていてそれなりに美味しそうな匂いだった。だがあれは懸案が多すぎる。もっと安全なケーキがよろしい。ネットを彷徨うと、ハチミツとナッツのケーキというのがある。なかなかいいところをついている。ハチミツ、花の蜜。しかしナッツというのはどうもずっしりしていていただけない。もっとふんわりしていてほしい。ふんわりしたケーキ、といえばやっぱりシフォンだ。しかし花見でシフォンを振る舞うのはなんだか気が引ける。なんせ食べにくい。できれば小分けになっている方がよい。となるとマフィンやフィナンシェなんかがめぼしいところ。
というわけで、ハチミツをメインに据えたカップケーキなんていうレシピがないかをこれから探すことにします。果たして日曜に間に合うのか。