キース・ジャレットのバッハ
バッハの平均律クラヴィーアを、キース・ジャレットが弾く。友人からもらったCDのリストにこの組み合わせを発見したときの気分をなんと表現すれば良いのやら悩む。ともあれ聴いてみたらけっこう、ふつー*1なのだった。
バッハのピアノ曲を演奏したものは、グルダと、グールドと、アルゲリッチしかしらない*2。そのどれもと(当然)違う。とにかく、ふつーだ。グルダより柔らかく、グールドより軽く、アルゲリッチよりスウィングしない。ふつー。ちょっと、チェンバロで演奏してみてほしくなる何気なさだ。あれ、キース・ジャレットってジャズマンだよね?って隣のひとに問いかけたくなる*3。なんとも、不思議な演奏。不思議で、ふつー。
キース・ジャレット演奏のバッハ:
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
バッハ:ゴルトベルク変奏曲