『Brutus Casa』vol.40

Brutus Casa』vol.40, 2003.07, p44-46

マガジンハウス、¥880。
言わずと知れた、有名雑誌。「30分で分かる現代建築」と称し、最近作を特集。その中でプラダブティック青山店も取り上げられ、また2ページほどのインタビューが掲載されている。面白い部分を抜き書きしてみる。

単に物を売る場所ではなく、商品を新しい方法でプレゼンテーションできる場、同時に、人々が集まってくつろげるような場所にしよう、ということだ。人とプラダの商品、そして街が交錯し合うような場所を作りたかった。

「出発点となるコンセプトは?」という質問に対して。
 
 

あえて日本的な隠喩は避けたかった。また建物の構造に使うスペースを最小限に抑えるために、1重の表層から成る建築にもこだわった。

件の表層処理について。
 
 

私たちは固定したイデオロギーやスタイルを持たない。その代わりに各々の建築を創造する際に、そこに与えられた条件下で一体何ができるかを考える。そのプロジェクトに固有の「ポテンシャル」、すなわち、潜在する可能性を引き出すために、思考や対話を繰り返していく。

自分たちの作風が変化に富んでいることについて。
 
 

つまり、私たちは常に「建築はどのようになりうるか」ということをテーマに、思考を繰り返しているわけだ。あらゆる形、色、素材、方法にその可能性を求め、まだ見つからない答えを探しながら、日々試行錯誤を続けている。

まぁ、大体今まで言ってたことの繰り返しですね。