『『動物化するポストモダン』とその後』

東浩紀(有名人は呼び捨て)のDVD。本じゃありません。
株式会社多聞というところが作っていて、¥3,500。
今なら書店にも売っていると思うが、彼のサイトにて通信販売を行っているので、そちらから購入する方が確実。
(参考:http://www.t3.rim.or.jp/~hazuma/


内容は殆ど彼がしゃべりっぱなしで、こんなに喋る人だとはよう思わず、少し吃驚したけれども、考えながら話す人の特徴なのか、とにかくすごい勢いで終始それに圧倒されてしまって内容があんまり頭に入ってこなかった、というのが実際のところ。


自慢のメタ板書システムは、私の環境(iMac DV + IE5.1)では問題なく動いており、なかなか面白く思った。
願わくば、キーワードのみを一覧できるとか、映像を流しながら注釈を参照できるという仕掛けがあれば、もっと良かったのだけど。


講義録も網状言論も内容は殆ど普段から東が言ってるようなことで、目新しさはなかった。ただこれが実際に目の前で聞いてるということになると、相当の集中力が必要になってくる気がする。何せ頭の回転が遅いので。私は。


で何が面白かったかと言えば10問10答にいらいら苦労しながら答えている様がなんだかやっぱり人間なんだなぁという感じがして微笑ましくもあり、デリダ論から受ける印象とはまったく別の側面を見られたところだろうか。


それにしてもずいぶんふっくらとしてしまったなぁ、と思う。
やっぱり頭を使う仕事をするひとは、はげるかでぶるかになってしまうんだろうか。
しかしひげ面はなかなか良いと思った。


というわけで何の説明にもならない覚書。