意味もなく拾い上げた本から落ちた白い羽が宙を舞い、いつまでも落ちようとしないので見ていた。手のひらに取ろうとすると風が起こったのかするりと手の甲へ回ってしまい、裏返すとまたひらひらと宙へ戻っていく。何度かそんなことを繰り返しているあいだに…
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