『マイティ・ソー ダークワールド』宇宙って広いんだね!の巻
皆既月食で世間が騒がしかった頃、我々は惑星直列の危機にさらされていたのでした。
アベンジャーズ祭りの流れで観た前作が思いのほか面白かったので、今作も観なくちゃねということで。映画館で見なかったのは理性が働いたからでしょうか。
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予想通り、シンプルに楽しめる良作でした!異世界モノってどうも苦手なのですが、これは大丈夫だった。異世界っていうか、宇宙だからね。
ソーくんとロキくんの因縁から数年後、惑星直列の危機に面した宇宙では、エーテルっていう悪い物質をめぐって悪いやつが復活。悪いやつは宇宙を真の闇へ返すために惑星直列を利用して全部ぶっこわしてやると言い出しているので、一応秩序を守ってきたソー君一族はそれを阻止しようとがんばるのでした、という筋です。
ナタリー・ポートマンが復帰していたのが個人的に嬉しかったのと、ソー君の活躍が相変わらずコミカルだったところがよかったですね。それからシンプルな感動ものにしないラストの仕掛けもこのシリーズっぽくて納得はできましたけど、若干くどかったかもしれません。
中盤あたりの、ソーとロキがタッグを組んでアスガルドを抜け出すあたりのくだりの細かい転換がテンポよく、役割を惑わすロキの魔術も、うまく流れに入れ込まれており、個人的にあのあたりの展開の仕方というか、脚本の作り方がすきなんだろうなぁと感じました。時間の前後と、仕掛けの入れ替わり、どんでん返しに見せかけて実はストレート、それでいて映像の流れはスムーズっていうのが、非常によくできていたと思います。
次回作もありそうなムード満載なので、楽しみに待ちたいですね。