日本へ帰る
日本へ帰ってきた。この日記、もっと頻繁にハイデルベルクで書く予定だったのに、さっぱり書かなかった。時間がなかったわけでは、決してないのだが。
日本へ帰ってきたばかりのころしか感じないことがあるかもしれないから、いくつか書いておく。
湿度。とにかく湿っぽい。あらゆるものがしっとりしている。
すべての人が、映画の中の登場人物に見える。自分が異邦人で、外国に来たような気がする。
町の中がごちゃごちゃしている。看板、店構え、電線。ビルの造り。
霞んでいる。
無機質。
細かい。いろいろなことが細かい。細かすぎて全体を見失っていることもある。
東京にはおしゃれな人もいるが、ふつうの格好のひとも、ださい格好のひともたくさんいる。
東京は人が多い。
札幌は田舎だ。
札幌の街は殺風景で、道を歩いていても面白くない。
ごはんがおいしい。(太った)
みんななにを考えているのか、よくわからない。だが、それはどこにいてもそうだ。
日本へ帰ってきた。