正しいことも、間違いも。

自分が正しいことをしているのか、いつも自信がない。少なくとも正しいと言えることがいくつかあるとして、けれど、その正しさは、正確さではあっても、倫理的な正しさではない場合がある。
間違えたくない。これが本心だが、そう思ってはいても、間違えることもある。怒られることもある。怒られて、少し反省して、また繰り返して、怒られて。
だから、こうしようと思う。私は、限りなく自分自身に正直であろうと。元来、嘘をつくのが苦手なのだが、それ以上に、誤魔化しをやめようと。カモフラージュで行きつけるところなんて、限られている。せいぜい、攻撃されずにひっそりと生きのびる可能性を選ぶなら、私はむしろ、美しい羽をいっぱいに広げて異性を引き付けるクジャクのようでありたい。間違えて、傷付き、傷つけ、よろめき、立ち止まりそうになっても、自分自身を偽ることだけはしないでおこう。そう思うのだ。そしてできれば、いくら汚れていても、美しくありたいと思う。美しさとは、強さであり、信念だ。私は自分の信念に背を向けずにいたい。私は自分の信じることをなし、信じるほうへ進みたい。