鳥の巣:北京のヘルツォーク&ド・ムーロン
第七芸術劇場にて。面白かったです!というか今回の主役は完全にピエールだと思う。ピエールがんばった。よくやったよ本当に。私は心からピエールに拍手を送りたいです。わがままなジャックの注文とか中国側の圧力とか資金問題とか技術問題とかピエールががんばらなかったら鳥の巣はできなかったと思います。よくくじけなかったよなぁ。
ふだんは基本、メディア向けのスポークスマンはジャック担当なのですが、今回はピエールたくさんしゃべってました。そして、ジャックの天衣無縫な造形センスを現実化しているのはピエールの実務処理のおかげなのだろうなということがよくわかりました。実務処理は大事だよ。建築はコミュニケーションというか策略のたまものなのだなと思いました。ていうか2人幼稚園から一緒ってすごいよな…。
あとは鳥の巣がどんどんできていく様は興奮しました。何もないところに何かができるってすごい。しかもけっこうローテクなのだった。思い出したのは、マンハッタンに高層ビルが建ち始めたころの労働者たちのことでした。ほら、鉄骨のうえにみんなですわってお弁当食べてる写真あるじゃないですか。あれあれ。鳥の巣は今の中国だからできた建物なのだということを強く感じました。
これはいつか実物をみたいですね。実物をみたくなることうけあいのドキュメンタリーでした。