なぞのどうぶつについて

現在私の使っているブログのテンプレは、どうぶつたちが穴の底にとじこもってしまったねこを心配そうに見守るという図柄なのですが、この中にどう考えても所属不明のどうぶつがいっぴきいる。それがこいつです。

だれだおまえは。
耳が長いので最初はうさぎかなと思ったのですが、よくみるとうさぎは右下にいる。あれー?じゃあ、犬?でも犬は左隣にいる。それで、よくよく考えたのですが、これはきっと、わたしたちがどうぶつだと思ってしまうような特徴を集めただけの、極めて抽象的な存在者なのです。なんとなく鼻が飛び出していて、耳が長くて、茶色くて。これら特徴をみることで私たちはついついこれを何かのどうぶつだと思ってしまうわけですが、実際のところ、これが何かのどうぶつだという確証はないし、よくみても混乱するだけです。もしかしたら、どうぶつですらないかもしれないじゃないですか。ロボットとか。植物とかさ。だからもう、これについて混乱することはやめました。こいつはこいつで、ねこを心配しているように見えるのだし、その所属がなんなのかなんて、どうでもいいじゃない。だいたいねこにも犬にも「ねこ」とか「犬」しか呼び名がないわけだし、もうこいつも「所属不明」でいいんじゃないのかっていう気すらしてきた次第です。