セルゲイ・ハチャトリアン

最近もっぱらお気に入りのヴァイオリニスト、セルゲイ・ハチャトリアンですが、九月に来日公演があるのを見逃していました…ぐわー!めちゃくちゃくやしいです。
ストラディバリウス・コンサート:
http://www.kojimacm.com/digest/080906/080906.html


ハチャトリアン氏との出会いは、一昨年くらいの年末にやっていた今年のN響ベストテン的な番組で、助っ人で登場した彼の演奏が恐ろしいほど鳴りまくっていてこれはやばいと思ったのが最初です。以来ほそぼそと音源を買い集めておりますが、ヴァイオリンの音でこんなに正確で美しい音には初めて会いました(単に他の演奏家を知らないというだけ)。ヴァイオリンってどこか根のところで不安が残るんですが(ヤシャ・ハイフェッツメンデルスゾーンを聴いたときの恐ろしいほどの不安は今でも忘れません)、この人の演奏はその不安がぜんぜんなく、とてもリラックスして聴けます。線が細いといえばそうかもしれないし、素直すぎるといえばそれもそうかもしれない。でも、好きです。


以下はお姉さんとのカルメン幻想曲。お姉さんのピアノはうるさいと評判ですが、これはそこそこいいんじゃないのかと思いました。