ひっこし

環境を変えようと思い立ち、引っ越した。場所は大して変わらない。古いが小奇麗なアパートである。しかし引越しに伴う労力が完全に私の身体的容量をオーヴァーし、現在自宅療養中。まいった。いったい何がこんなに私を疲れさせるのか。思うに、現在の私のからだはまとまりを保つので精一杯なのじゃないか。一個の人間としてやっていくだけですでに相当の労力を用いているために、それ以外の活動へ回す余力がない、というわけである。根拠はないがこれはかなり信憑性のある説である気がする。
今週から長い夏休みが終わり大学が始まっているのだが、そういうわけでまだ一度も授業に出ていない。必ず出なければならない授業というものはないのだが、諸々の事情より出席すべき授業というものがいくつか存在する。しかし扁桃腺を腫らし熱に浮かされた人間がうーうー言いながら授業に出るというのも何か気味が悪い気もするので休ませていただいている。それともこの場合、血尿を出しながらでも出席するべきなのだろうか。どうもその辺のバランスがよくわからない。とりあえず熱は引いたので、明日くらいは大学に行こうと思う。