梅田ー中崎町の本屋

エスクァイアに触発されて、梅田から中崎町のおしゃれ本屋さんめぐりを慣行しました。


■ANGERS RAVISSANT(http://www.angers.jp/
梅田の郵便局向かい、ハービスエント(四季劇場が入ってるビル)3階にあります。
(このビルの3階は雑貨が沢山あって楽しいです。深澤さんの「±0」製品も置いてました。)
アンジェ、雑貨は普段から使える面白いモノが揃っていました。プレゼントに、っていうよりも自分で使いたくなるようなもの。本はいわゆるビジュアルブックが多かったのですが、これは欲しい!と思ったのが、『バベルの図書館』の、変な装丁のやつ。というか、あれはもともとあの装丁なのですか?紙が柔らかくてものすごく手に馴染みました。今思い返しても欲しい。なぜ買わなかったんだ…。


■cafe&books bibliotheque(http://www.cporganizing.com/
次に訪れたのは、イーマ(http://e-ma-bldg.com/)の地下一階に入ってる、cafe&books bibliotheque。本、面白いのが揃ってるし、カフェも楽しそうではあったのですが、いかんせん本の数が少なかった…。こう、膨大な本の山の中から自分好みの本をひっぱりだすという楽しみがあまり味わえませんでしたです。数が少ないってことは、ハズレがあんまりないんですよね。やっぱり点数少なかったらイイモノを置こうと思うじゃないですか。私だってそうする。でも、やっぱり宝探し感のあるハズレ本のある本屋が好きです。だから、古本屋のあの本がごちゃごちゃに積み重なってどこになにがあるのかわからないようで実はしっかり分類されているかと思いきやひょっこり変な本が出てくる感じがすごくすきです。


で、こっから中崎町まで歩いたのですが、け、結構遠かったですよ…。
ヘップの右側の都島通を北上するのですけれども、どんどん人気がなくなって、建物がどんどん古くなっていって、晴れてたはずのそらはどんよりし始め、折しも日暮れ時、まるで私を中崎町へ向かわせまいとするかのような盛り下がり方です。
それでもがんばってたどり着きました、itohenに!


■itohen(http://www.skky.info/
ここは本屋さんというよりカフェ+ギャラリーで、作家さんが作ってる本とか、変な本が沢山ありました。コレコレ、このハズレ感が素敵。
紅茶とケーキも頂きましたが、美味しかったです。アールグレイの香りがものすごい。
ギャラリーでやってた伊藤良治さんて方の展示も面白かった。奈良美智さんぽいなと一瞬思ったのだけど、もうちょっと曲折してました(http://www.skky.info/itohen/gallery/suzuki.html)。


あと、気に入った本があったので買ってみました。

『シカ星』(http://happano.org/amerindian-songs/deerstar.html)。
口語伝承を英語で起こして、それを日本語に訳して、絵をつけた本、と言ってしまえば普通の本なのですけれども、本の造りが面白い。いわゆるジャバラ折り(アコーディオン折り、経本折り)で、まさしくお経のようにパタパタとめくっていくのですが、物語の背景に地として描かれたイラストが途切れることなく続いていくわけですよ。ありがちですけど、まるでウェブ上でスクロールしてるみたいな変な気分になってきた矢先にそれが裏まで続いていくというので大喜びしてうっかり買ってしまいました。


itohenは、ちょっと遠いけど面白いとこだと思います。地下鉄使えば割とすぐ。あとマスターが感じ良い人なので長居が苦痛になりません。


次回は京都方面の本屋さんに突撃してみたいと思ったり思わなかったり思ったように見せかけていたりします。
(京都では古本屋さんもまわりたい)


今回行った本屋さんはエスクァイアの三月号を参考にさせて貰いました。
エスクァイア>> http://www.esquire.co.jp/
中崎町はこんな街でした>> http://shop.kansai.com/sp/meiten/index_050630.html