次回のアーキレビュー

第29回テーマ/フランク・ロイド・ライト落水荘(Falling Water 1935)
日時/ 2006年2月4日(土) 午後4時−6時30分
http://page.freett.com/archireview/


曰く、「有機的な建築」「大地に根ざした住宅」「流れるような空間」・・・
建築家フランク・ロイド・ライトに浴びせられる賞賛はどれも温厚でヒューマニズムに満ちている。しかし、1893年シカゴ博覧会日本館「鳳凰殿」からライトが受けたインパクト、そして1910年ベルリンで発行されたライト作品集がヨーロッパ建築(とりわけロシア、オランダ)に与えた衝撃、それらを歴史的転回点と仮定することで、日米欧をまたぐ近代建築史そしてライト自身の知られざる「最も過激な部分」に触れてみたいと思います。


http://www.mitsuihome.co.jp/flw/
http://www.yodoko.co.jp/geihinkan/index.html
http://www.getty.edu/research/conducting_research/digitized_collections/lissitzky/index2.html


+ 場所/ INAX大阪・8階会議室 /地下鉄四ツ橋線・四ツ橋駅北に徒歩2分
+ 会費/ 500円 /事前申込不要
+ 主催/ team archi-review


というわけで先日芦屋の旧山邑邸に行ってきました。
→ http://www.yodoko.co.jp/geihinkan/index.html


中を歩いてみたときの印象は、金沢の町屋にすごく似てました。いや、むしろ忍者屋敷かも。変なところに階段があったり、変な階層になってたり。押入のドアかなと思ったら、ベランダに出られそうだったり。ここ何階だっけ?といつも確認していないと、どこにいるのやら(私の頭が弱いだけですかね)。基本的に天井はすごく低いです。日本人サイズ。


その他、座敷の間の、煙だし(?)の窓が、アリスに出てきそうなちっちゃいドアになってて、しかもそれが十数個連なっていたのですけれども、この手間を度外視した造りは何なのかと。
テラスには寒かったので出(られ)ませんでした。


他にはサーヴィングスペースが用意されていたりと、私的空間と公的空間がきちんと分けられていたのが印象的でした。小間使いの部屋とかあるあたり、何か階級の違いを感じてしまいましたが。


最後に帰る時に窓を見上げてみたのですけど、中からは綺麗に景観を見渡せるのに、外からは木立に紛れてうまく隠れてしまっていました。やるなぁ。


中で写真取れなかったので、以下のサイトで内部写真などをご覧くださいませ。
http://www46.tok2.com/home/arc/hyogo/hyogo_07.htm