H&deM

 ちょっと前の「今週のデザイン」でなんとなく見てて、チェックして無かったものなのですが、なかなか面白い記事でした。
"An architecture of the senses" http://www.archined.nl/archined/4579.html
 1996にカナダでH&deMの展覧会があったことは有名な話ですが、その後、再び2002年にカナダで"Herzog & de Meuron: Archeology of the Mind"という展覧会を行っていたようです。未チェックでした…。
 で、この記事は、2002年のやつをアレンジした展覧会"No.250"を、オランダの建築博物館でやってますよ、というもの。
 もともとジャック・ヘルツォークは香水のデザイン(つまり香り作り)をやりたい、ということを話していたのですけど、今回の展覧会では実際に香水を作ってみたようです。以前の日記(http://d.hatena.ne.jp/asukakyoko/20031118#p1:ものすごい拙い訳出ですが…)にも書きましたが、H&deMは匂いと記憶、ということに関心があるみたい。あとは、建築家が香水をつくって何が悪い、みたいなことも言ったりしてて、たとえば、

No architect has ever been allowed to design a scent by a major house. Why? An architect's name may be well known in the media, but not in a way that the perfume houses think is valuable. Some day this may change because it makes sense and it is obvious that architecture is related to scents. Scents have a strong spatial and emotional effect on everybody

 という部分が、ジャック・ヘルツォークの言葉から引用されてます。
 まぁ、御大もなかなか、相変わらずお元気なことです。老いてますます盛ん、ってかんじですね。