ウズベキスタン

電車を待っていたら、ウズベキスタンから来たという女の人が乗り換えを尋ねてきた。ちょうど同じ駅だったので、短い時間だったが一緒に向かうことにした。ウズベキスタン出身という人に初めて会ったのでなんだかいろいろ聞きたいことがあるような気がしたのだが、結局出てきたのは、気候のことと、日本の印象だけだった。発想が貧困すぎる。学生だというので何を勉強しているのかと聞いたら、教育政策だという。役人になるんですかと聞いたら、まぁそんなもんだと言っていた。ウズベキスタンは夏暑く、冬寒い。夏はドライで日本の夏とはぜんぜん違うらしい。冬は雪が降るくらい寒いらしい。へぇえええ。知らなかった。日本語がたどたどしかったが、今年の四月に来たというから、それにしてはずいぶん話せると思う。こういう人の語学能力ってほんとうにすごい。彼女は顔立ちがおもしろくて、アジア系のようでもあり、東欧系のようでもあり、そうかと思うとちょっとインドっぽくもあり。*1ウズベキスタンの人はみんなあんな感じの顔なんだろうか。親しみやすくて素敵な顔立ちだと思う。あとは、日本はアメリカやマレーシアとあんまりかわんないですねと言っていたのにびっくりした。え、そうなの。私にとってはけっこう違うのだけど。人も気候も似ていますよ、という。どういうところが似ているのかもっときいてみればよかった。改札でお別れ。なんだか不思議な15分間だった。

*1:そういえば知り合いに「顔がおもしろいよね」と言ったらびっくりされたことがある。顔がおもしろいってあんまり使わない表現なのだろうか。