ヴァイセンベルグ、ブラームス

Introuvables D'Alexis Weissenberg

Introuvables D'Alexis Weissenberg

itunesに入ってるの忘れてた(おばけくんにもらったんだろうか。忘れた…)。これの、ピアノ協奏曲一番だけがあったので聴いてみたら、すごいテンションあがる!私のブラームスのイメージはこのへんっぽい。盛り上げすぎなくらい盛り上げていくとこや、低音が地鳴りのように鳴り続ける感じ、思い出した。そういえば、NHKでグリモーをみたとき、プログラムはこれだったような気がする。
低音は、絵画の描線に似ていると思う。あるいは、強いコントラスト。デッサンでボトルを描くときに、底の部分に強い影を描き込む作業と、低音を入れる作業は似ているんじゃないかな。安定感と、奥行き。
ヴァイセンベルグの録音では、カラヤンベルリンフィルとのラフマニノフのピアノ協奏曲2番(1974年?)が有名らしい。チャイコフスキーと一緒のほうは、音質がよくないぶんヴァイセンベルグの爆発ぶりが素晴らしいとのこと。フランクと一緒のほうは、音質がいいぶんオーケストラの音が目立ってしまっているとのこと。同じ録音のはずなんだけど、どうしてそんなに違うんだろう。個人的にはチャイコフスキーの方が欲しい。