マット・デイモンは地球の夢を見たか。「オデッセイ」他3本。

昨今はやりの地球へ帰りたい系映画を、命に限りがある系俳優のマット・デイモンが演じましたという「オデッセイ」。リドリー・スコットにいい思い出のない私としてはちっとも期待が持てませんでしたが、これは面白かったです。
火星や宇宙の描写はもうこのご時世なんとでもなるんでしょうが、変に真面目っぽくない演出や主人公の軽薄な性格にかえってリアリティを感じました。特に、目的に向かって課題をひとつひとつ解決しながら、出口を探っていくという過程は科学そのもの。決して派手なパフォーマンスも、ミラクルも(一応)ない中で、地味にステップを積み上げることで誰もが予想しなかった結果を手に入れることができるというのは、とても希望に満ちたメッセージでした。とはいえ、宇宙空間で新体操みたいにリボンくるくるさせてるシーンはまぁ、ないよね。ファミリーでも、恋人同士でも、ひとりでも、どなたにもおススメできる作品です。

ギャングスタ・ラップを創始したNWAの伝記映画。面白かった!
ちんぴらの抗争が絶えない地域でうまれた小さなグループが、過激なメッセージとその地域のイメージゆえに「ギャングスタ」というレッテルを貼られ、危険視されながらも圧倒的な人気を獲得していく様子が克明に描かれておりました。あと、これを見るとドクタードレが好きになる。ドレ役のコーリー・ホーキンスがよかったです。


BB8がかわいかった!っていうのに尽きます。まぁ、ずっと観てる人は観るといいと思います。なんというかスターウォーズって、お祭りですし。


アベンジャーズのシビル・ウォーを観るためには避けて通れない作品だったので仕方なく…と思ったら案外面白かった。キャプテンの地味な活躍を楽しみたい方にはおすすめです。