2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

余生のような

昨日つつがなく大学院を修了いたしました。なにやらごたいそうなものまで頂き、ありがたいやら困惑するやら、かえって恐縮とはこういうことを言うのだと百けん先生も仰っていました。 不思議なことに、大学を出ることにはまったく未練がなく、むしろすがすが…

情熱というものは

好きというのは怖いものです。自分のことがよくわからなくなるから。恋は盲目などと言うけれど、それは周囲のことが見えないのではなく、自分のことが見えないのです。だから誰かが誰かを好きという気持ちを、私は素直にみることができない。それはとてもみ…

旅と桜

百けん先生のお話を拝読していると、旅をしたくなってきます。しかし、旅にはお金がいります。私は百けん先生のような金借りの術を持っているわけではないので、おいそれとは出かけられません。 そうこうしているうちに、桜のつぼみが開き始め、すでに黄緑色…

批評とつぶやきのあいだ

私は批評することができない。でも、つぶやくことはできる。 何を見ても何を読んでも、「面白かった」とか「つまらなかった」と言うことはできる。でも、それを的確に批評することはできない。そも、的確に批評するというのがどういうことなのか、わかってい…

今日のひるごはん

生パスタでたらこスパゲッティ。のり添え。 よっしゃよっしゃ作るぞーと思い立って、作り終えたのは二時間後という…。途中からお腹が減りすぎてタンカンを食べつつの作業でした。美味しいんだけど、和風の味付けだとやっぱりうどんぽいのですが。パスタマシ…

なんにもない世界

空想の中の世界滅亡は、いつも少し甘美な趣を持っています。 冷戦華やかなりし頃、世界滅亡時計というようなものがあり、世界が滅亡するまでをカウントしていたはずなのですが、ソ連邦崩壊後はとんとみなくなりました。その頃私は戦争ですべてがなくなってし…

阿房列車のつづき

阿房列車 1号 (IKKI COMIX)作者: 内田百けん,一條裕子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/02/24メディア: コミック購入: 6人 クリック: 31回この商品を含むブログ (50件) を見る第三阿房列車 (新潮文庫)作者: 内田百けん出版社/メーカー: 新潮社発売日: 20…

今日のゆうごはん

ししゃもと春キャベツのグラタン。 冗談にしかみえませんが、本当にあった話です。ししゃもは焼くのが大変と指摘があり慎重に中火で焼きましたら、うまくいきました。危うく、強火のまま調理してすべて破裂させるところでした。グラタンは冷凍してあったホワ…

菜の花と芋のはなし

夕食の支度をしているときに、身近な人が「菜の花と芋を茹でる順序について、百けん先生風にこじつけよ」と言うので大変困った。百けん先生風にこじつけるとなると、理屈が通り過ぎていてもよくない。かといって、偶然でもいけない。毅然とした(しかし独善…

たこ焼き

マルビルのたこ焼き屋さんにいってきました。 自分で焼きます。私は焼けないので、家にたこ焼き器があるという大阪在住の二人に焼いて頂きました。ひっくり返すところがポイントとのことです。けっこうおいしかったです。あと、たこ焼きにも膨らむ・膨らまな…

ぶらり中之島+料理

こないだ中之島にいったときの写真。 四ツ橋筋沿いの近代(?)建築。 朝日新聞。 国立国際美術館。 ダイビル。 ダイビルの入り口のところ。 本当は図書館まで行きたかったのですが、後の予定によりタイムオーバーでした。また次回。 あと橋のたもとの交番の…

みじめな足のはなし

サンダルで思い出したが、サンダルを買うときに試着させてもらう。そのとき私は自分の足のみすぼらしさに愕然としたことがある。それは夏のことで、すでにサンダルを履いていた足は日焼けと多少の砂埃で薄ら汚れており、デパートのピカピカしたサンダルとは…

ブツ欲のはなし

昨日身近なひとと話していてわかったのだが、ブツ欲のあるひととないひとは本当にはっきりしている。私はある。身近なひとはない。ブツ欲というのは、ただとにかく理由もなく欲しいと思うきもちのことで、理由があって欲しいというのはブツ欲とは言わない。*…